"FP's Rites of Passage - 通過儀礼”

生徒たちのために、家族のために、そして、コミュニティーのために

 

Coming of age - 成人であると社会からみなされる年齢。

 

2022年春、日本は成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。

 

”coming of age”をyoutubeで検索すると、日本では成人式の映像が流れてきます。レンタル着物を着て友達と写真を撮り、

自治体が準備した市民会館での成人式などに参加し、知らない人からお話を聞くというのが一般的な成人式ではないのでしょうか。

生徒たちは18歳で成人式をしますか?それとも19歳?20歳?自治体によっては、18歳に成人式を合わせるより、「20歳の集い」など。20歳を対象に祝い行事を予定しているところもあるようです。生徒たちは18歳で成人という意識はあるでしょうか。

 

2022年から18歳になると

- 携帯電話やクレジットカードの契約、個人の意思でできる。

- 一人暮らしの部屋を借りられる。

- 公認会計士、司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格が取れる。

- 親の同意がなくても、ローンを組める。

- 10年間パスポートを取得できる。などなど。

 

一方、飲酒やギャンブルなどは20歳からです。

きっと、2022年に向けて、こういった、18歳になったらできることできないことなどがメディアで取り沙汰されるでしょう。

Q.18歳の子供たちは成人になる準備はできているでしょうか。

Q. 成人とはどういったことなのでしょうか。

Q. 大人と成人は違うのでしょうか。

Q. 大人になるということはどういったことなのでしょうか。

 

しかし、実は、本当に準備が必要なのは、私たち親、大人なのではないでしょうか?

 

Q. 成人している青年をどう扱ったら良いでしょうか。

Q. どう関わったら良いでしょうか。また、どう関わらない方が良いでしょうか。

Q. 成人している子供は何が必要でしょうか。

Q. 18歳で成人している子供の子育ては終わっているのでしょうか。

 

「通過儀礼」

ユダヤ教の生徒たちは、女の子であれば、12歳。男の子であれば13歳で、通過儀礼をするか否かを決めることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=tEBnpxhb0rc

「通過儀礼」

アパッチの人たち

https://www.youtube.com/watch?v=r1Cx_9YDQEc

映像を見ると、かなり若い顔をした子供たちだと思うことでしょう。しかし、この通過儀礼を通り、それぞれのコミュニティーの中で、少年、少女ではなく、青年として、より大人の責任を持ち、また行動でコミュニティーに貢献します。例えば、先週まで、子供の部で活動して子が、通過儀礼の後は、青年部の中で活動が始まったりなどです。

 

伝統的な通過儀礼は、そのコミュニティーに大人として、大人の責任を任せられる準備ができて戻ります。

それは、精神的に、身体的に、そして、魂としても。

 

今、アメリカでも、最近になり、「通過儀礼」が必要なのではないかという記事を目にし始めました。

最近では、UC BerkelyにあるGood Science Centerというところがこんな記事を出しています。

 

How to help young people transition into Adulthood

若者を大人になる道へ助ける方法

Modern “rites of passage” can help teens prepare for an uncertain future. 

近代の「通過儀礼」が10代の子供たちを予測不能な未来に準備するのを助けることができる

 

「現在の小学校2年生が高校を卒業する2030年、85%の仕事はまだこの世に生まれていない。環境問題、人種、男女の不公平の世の中、AIの世界に入り、どのような将来が待ち受けているのか、誰も想像できないのではないか。10数年に渡り、何千人もの教育者たちをインタビューしてきた。その質問は「どうやって若者を予想不可能な将来に準備させることができるでしょうか」多くの教育者たちは、批判的思考、打たれ強さ、創造力、システム思考、思いやりの心などは、必要不可欠だと同意していました。そういったものは試験への準備より大切であると。しかし、最近になり、若者たちは本当の意味での「通過儀礼」を通して、実社会の経験を積んでいかなければならないと感じていると。しかし、意味のある通過儀礼はこの近代においては廃れてきている。12歳から25歳の75%の若者たちは、明確な目的に欠け、大人になるのを怖がっている。心理学と教育、そして、通過儀礼を通してどうやって若者たちは未来へ必要不可欠なものを築いていけるのだろうか?」

この記事を読んで、同意する内容の箇所もあれば、特に同意できない箇所もあります。

 

まず、「明確な目的に欠け」というところは、実は足りないのは「自分がどんな人なのか」という自分に対しての知識だと思っています。また、圧倒的に欠けているのは、「責任」です。 Responsibility「責任」は、小さい頃から意識を向けさせられます。

それは、自分の与えられた役割だったり、自分がしなくてはならない物事だったり。「持つ責任です」しかし、実は、英語では、責任という言葉が2つあります。Responsibility と Accountabilityです。

 

Responsibility - 責任   (何かをする責任。役割。責任を持つ)

 

Accountability - 責任   (結果に対する責任)

 

Be accountable for your actions and inactions you took 

自分がやった事、自分がやらなかった事、どちらも自分の行動なんです。それに対しての結果の責任をとるということ。

 

この「結果に対する責任」を青年たちは社会に出るまでに経験をしていかなければなりません。結果に対する責任を受け入れ、責任をとって、行動することなのではないでしょうか。このAccountabilityを経験していくことこそ、大人になっていく子供たちに必要なことなのではないでしょうか。

 

また、近代的な通過儀礼を自分たちで考え、実践している人たちの記事をいくつも読みました。その多くは、普段はお父さんとお母さんが一緒にやっていくれるものを子供が一人でするようなものが多かったです。また、プロジェクトを組んで、何かを作り上げていくなど、学校で提供される機会の中でやるものでなく、自分で決めてプロジェクトを達成していくもの。結局は、お父さんやお母さんの手を借りずに、チャレンジするということ。これはこれで良いと思いますが、通過儀礼ではありませんよね。「通過儀礼」ごっごのようなものです。

 

なぜ、「通過儀礼ごっご」になっているんだろうと考えてみると、その理由は1つです。とても大切な要素が含まれていません。それは、コミュニティーがないんです。結局「意味のある通過儀礼」がなくなっているというのは、そもそもコミュニティーがないからなんです。意味のある通過儀礼は、最終的にはコミュニティーの中でのより大人としての存在を祝うことが一番大切なこと。そして、通過儀礼の後、どのような責任を持ちながら、成長していくか。それをコミュニティー全体で応援していくこと。通過儀礼には2つの相3つのステージがあります。

 

通過儀礼2つの相と3つのステージ

 

現実と非現実

 

①Separation - 昔の生活、習慣から離れ、快適ゾーンの外へ。

②Transition - 新しい物事や行動を学び、考え方、努力をして成し遂げる

③Reincorporation - 達成したものをお祝いし、新しい存在としてコミュニティーに戻る

 

私たちは、FPはコミュニティーです。今は、一番下の年齢が4歳、一番上の年齢が大学生の若者が活動していると思っていると、いやいや、下は4歳から、上は50代UPと言った方が良いかなと思っています。また、FPコミュニティーはみんなが成長過程中。それぞれの背中を見せ合いながら、しっかりとお互いの顔を見て関わるFPコミュニティーで、通過儀礼をするということはとても特別なお祝いごとです。

 

Rite of Passageと検索すると、色々な文化で、通過儀礼が行われています。それは、その文化や、コミュニティーにおいて、子供たちが自ら手をあげ、通過儀礼のために準備をし、通っていきます。その通過儀礼の儀式をするのが夢という子どももいます。通過儀礼はその文化、コミュニティーにとってはとても神聖なもので、子どもにとって、意味のあるものです。

 

Q. 対象者は?

A. 2020年度のFPのRites of Passageは冒険プログラムとお昼のデイの生徒が対象です。(チェックインが必要なため)

 

Q. 対象年齢は?

この通過儀礼に年齢制限はありません。

 

Q. 費用は?

A. プログラムではありませんので、費用はかかりません。しかし、"FP’s rites of passage” を通る生徒は、自分の通過儀礼に使う費用は自分で稼がなくてはなりません。この費用をどう賄うかは、家族でご相談ください。

 

FP Rite of Passageでは、親が手を差し伸べる時、それは、達成時の子供とのハイファイブのみです。通過儀礼に関して、手助けをすると、本当の意味で本人のための通過儀礼になりません。「親のサポートを基に….」と全てに枕言葉がつきます。親の助けをもとにrites of passageを通ったとしても、親に手を引かれて、道を通ったということになります。しかし、生徒はコミュニティーの手を借りることはできます。そして、借りないと成し遂げられないものばかりです。限界の先を見せなくてはならない。そのためには、その限界を超えられない自分の考えや、気持ちと向き合い、対応しなくてはならない。限界の外へ行くには、過去の限界から、breakthroughが必要です。

 

まず、FPのrites of passageは自分への誓いサークルオブフレンズで始まります。そして、お祝いのサークルオブフレンズに火を灯して終わります。とってもマジカルな通過儀礼を準備しています。

「Feelosopher’sの冒険書」

① 魔法のロウソク(community)

② 7人のFPコミュニティーの賢者料理 (incorporation)

③   ソロ登山&ソロキャンプ (out of comfort zone)

④ FP代表で3つのコミュニティーに貢献する(reach out)

⑤   3サミット登山縦走(stretching)

⑥ Feelosopher’s の書物 (wisdom)

⑦ コミュニティー以外の3人を幸せにする (pay it forward) 

⑧   コミュニティへのお祝いを制作 (celebration)

 

 

 

このFP Rites of Passageは、親が「子供にさせる」ことではないです。

この通過儀礼にチャレンジしたい生徒、覚悟ある生徒のみ手を挙げてください。

 

✴︎FP Rites of Passageは毎年開催するものではありません。数年に一回の開催を予定しています。

✴︎FP Rites of Passageは一度しか通ることができません。

✴︎通過儀礼は必ず生徒がやり遂げることができるとは限りません。

✴︎前泊の時にチェックインをするので、FP’s rites of passageを通る生徒は前泊が参加条件になります。

 

このFPのrites of passageを通った青年たちはどんな気持ちになるのでしょうか。

私たちFPコミュニティーとして、生徒に贈れる最高な機会です。