理由がわからないけれど校門から入れない。

 

頑張って頑張ってひとりで登校したのに「お母さんが送ってくださったのに校門から中に入らないんです」と学校から連絡が来た。

 

先生の対応に追い詰められ、クラスメートに追い詰められ、真っ暗闇にいた。

 

1月、FPホームスクールを始めた。

 

適するところがないなら、作ればいい。新しい場を作る覚悟を決めた。

 

リトルフリーライブラリーを作るプロジェクト。

 

DIYもしたことがない。ホームセンターで工具を使うスペースがあるのか、持ち込みができるのか、複数のホームセンターで息子一人で尋ねるところから始めた。

 

なんどもyoutubeを見た。設計図をダウンロードして、インチからセンチに計算し直した。板を自分で切るのか、カットサービスしてもらうのか。

 

計算ミス。再度ベニア板カット。

 

また問題。ねじが入らない。どうやって補強する?また尋ねる。調べる。

 

何で接着したら水が中に入らないのか。ペンキは水性?油性?

ひたすら店員さんに尋ねる。

 

私もわからない。息子もわからない。イーブンの状態。

電ドリで穴をあけるのは息子の方が私より上手いことがわかった。

 

形になって来て、扉を作って、扉を取り付けようとしたら、なんと大きさが合わない。扉が小さすぎる。塞がらない。使えない。

どうする?必死で一緒に考えた。残ったベニアを張り合わせて、扉を大きくした。

屋根を作るところでもミスが発覚。どうする?

扉をつける蝶番のつけミス。どうする?

ミスがでる度に問題解決のために、必死にやった。

電動ノコギリ。使う?使わない?ask for helpする?しない?

電動ノコギリは大人の私でもすごい振動で体に結構くる。私もチャレンジ。

 

大きなドリルで穴をあける。なかなか開かない。

でも自分でやった。お昼休憩を挟みながら、全部自分でできた。

色を塗って、模様をつけた。

3月13日、リトルフリーライブラリーが完成した。

3学期の間に、完成して、学校で宣伝したかった。

宣伝のチラシをパワポで作った。学校に持って行って貼ってもらったり、配ったりした。

 

学校の子供達が見にきた。登校前に待ち合わせ場所にして本を読んでる子がいる。

場が生まれた。

 

びっくりした。

 

ただただ必死でライブラリを作っているだけだった。

人が集まってきて、場が生まれることなんて、全く考えていなかった。

 

息子の描いた本が数冊入ってる。近所の子供が作った本も入ってる。

感想ノートも書いてもらってる。春休みに、学校の先生がきてくれて本を置いてくれた。

オンラインレッスンの先生が、英語の絵本を送ってくれた。

お年玉で買ったLittle Free Library.comのcharter signは登録費用込み。世界中の人に見てもらえる。

カンファレンスで、日本にも、まちライブラリーという組織があるのを知った。また世界が広がる!

 

ライブラリーができて数ヶ月。新しい物珍しさは減った。

ライブラリーで、イベントをした。企画、広報、司会。妹は隣でドリンクをサービスするカフェ。

人が来なかったら、近所を回って人を集めてきた。

 

台風で、ライブラリーが倒れた。

修復して、工夫したのに、またすぐ台風がきて

ライブラリーが倒れた。また修復。今度こそ、と、さらに工夫。維持するのも、チャレンジ。

 

まちライブラリーのオーナー宛に、会議の知らせが入った、

知らない場所に、知らない大人ばかりのところに、行ってみたいといい、名刺を携えて一人で行った。

名刺交換して、自己紹介して、人を集める工夫の時に発言をして、帰って来た。会議の内容も尋ねたらちゃんと教えてくれた。

そして、平然としていた。

彼にとっては、これは、大したこと、ではないようだ。

 

ライブラリの飾り。アイデアは、まずは博先生や私からだった。

次に、自分で作り出した。門松?!そんな発想、私にはなかった。

 

ピンポーン。本、借りていってもいいですか?

今日も、ちいさなお子さんとお母さんが、通るときに借りていってくれた。

 

2018のFPの活動は、ライブラリーだけではなかった。

ライブラリを作ったあと、次の目標は、北海道サマーキャンプ。

どんなに頑張ってもすぐfixed mindsetになってしまっていた私。

2017のサマーキャンプでは、離れて数時間後に、博先生から電話がかかってきたくらいの子だ。

大丈夫なのか?本当にサマーキャンプに行けるのか?とても怖かった。

と同時に、ガタガタブルブル震えて涙が出そうになりながらチャレンジできるものがあるというのは、幸せだということもわかっていた。

 

参加するために、できるだけ準備をした。

家族を巻き込みテント泊キャンプを2回。海キャンプ1回は親なしで。

課題をもって取り組んで臨んだサマーキャンプ。

途中離脱することなく完了してきた。

帰りの最後の最後にバタバタドタバタしたけれど、

まだまだ、まだまだの君だけど、とてもいい顔をしていた。

 

活動量を上げるために山登りを始めたのは4月。

富士山に行きたいと言い出した。9月にFPで富士山いきますよ。

え?今年の9月って、すぐですよね?いくの?

7月の七夕の短冊には、富士山に頂上まで高山病にかからずに行く、と書いた。

親子チャレンジ。私が必死で準備をする。暇をみつけて近場の低山に登った。

富士山に似た山をチェックし、家族を巻き込み登山した。

9月、高山病にかからず富士山の頂上まで行った。行けた。

岩場をひたすら喋りながら登って行く息子。トイレに行きたい時の息子。追いつけない。

 

11月の強化合宿、FInish Strongに、うってつけ!行ってらっしゃい!!

一人で片道5時間、守谷まで。

先生に話すことができるようになって来た。

FPを楽しむようになってきた息子が見えて来た。

帰りの最後の最後にバタバタはまだしたけれど、それでも成長している。

問題解決するようになってきている。

タイムマネジメントに取り組みながら、まだまだこれから、とgrowth mindsetになれている。

 

ママのやりたいことはなんなの?と 息子に聞かれた。

私のやりたいことは、自分に関わる人が夢や目標、心に寄り添って手助け。

 

真っ暗闇にいてどうしたらいいかわからなかったのが、目標を持って

相談できる先生がいる、一緒に走る仲間、先を走る先輩がいるのはなんて幸せなんだろう。

すごいと思えるのは、なんて幸せなんだろう。

びっくりできるのは、なんて幸せなんだろう。

まだまだの君と、まだまだの私は、小さな芋虫がでっかい芋虫になったぐらいなのかもしれない。

蛹になれるかな、蝶になるんだ、という兆しが見えてきたぐらいかもしれない。

Be the best version of you これから。

もっと本当の自分でいられることを意図して。

 

後上

 

屋久島ひとり旅2017

FPホームスクール後上さんの振り返り