2018年振り返り

 

思い返せば1月後半の大雪の日、「知らないおじさんと一緒に出かけたくない」と嫌がる息子を連れて、新橋駅のSL広場までデイの体験に付き添ったのが始まりだ。K君との運命的な出会いがあったあの日である。集合場所で私は帰るつもりだったが、一緒にいてほしいと言われて最後まで同席したのが遠い昔の出来事のようである。その次の集合場所にも足が重い息子を引っ張って行ったところ、そこでバイバイができた。

 

「お母さん!なんでこんな楽しい集まりがあるってもっと前に教えてくれなかったの!!」と逆ギレ半分で私に言ってきた息子は、一瞬でそこは自分が探し求めていた居場所だとわかったようだった。それでもこんなこともあった。千葉方面で活動があった日、「絶対に行かない!」と大騒ぎした。「決められた予定は、どんなに気分が乗らなくてもこなすこと。行動すれば気持ちはついてくるから行きなさい!」という私の意見とぶつかり、私は息子を玄関の外に放り出した。家から出ると、息子は大声では騒がない。そこはわきまえている。しかし、ドアの向こうにはしぶとく息子が突っ立っていた。なんで人が言うことをやってみようと思わないのか、やってから考えようとしないのか、そこはいまでも私と衝突する部分である。あとから聞くと、その日行かなかった理由は「疲れているのにあんな遠いところに行きたくなかった」だけのことである。最初からそう言えばいいのに。無駄な闘争を今まで何度繰り返してきただろう。

 

 小さいころから息子は、一人で本を読んだり図や字を書いたりすることが好きで、人一倍(家では)早口なおしゃべりだった。そんな息子が学校に行きたがらなくなったのは小1の秋頃だ。保健室登校、まだら登校を繰り返し、2年生の夏にバンコク日本人学校に転校をした。そこでも同じ状態だった。小3のときに「苦しいよー。どんなに頑張ってもみんなと同じにはなれないんだ!お母さん助けて!」と泣きながら私に抱きついてきた。

 

今年一年を通して息子が一番成長したところは、自分から周りに話しかけるようになったことだと思う。FPでK君と激しくぶつかったり、ガンガン汚い言葉を使って罵り合い「も」楽しむうちに、自分から話しかけることができるようになった。ありがとう!K君!いままで自分から周りに話しかけようとしなかったのは、どうせ自分は理解されない、違和感を感じる環境で言いたいことは言えないから、だったらしい。自分から話しかけることは、今年フリースクール、ジュアドクター育成塾で知り合った仲間たちが相手でも同じようにできるようになっている。「僕は生まれ変わった。二度目の誕生だ。」と本人は言っている。脱皮を実感しているのだ。息子は来年の春に中学生になる。一皮むけた息子なら、新しい環境でも自分を出していける気がする。自分からアクションを起こすことで周りの反応も感じることができる。そこから広がる未知の世界を楽しんでもらいたいとともに、勉強&タイムマネージメントスキルを身につけていってほしい。

 

勉強スキルの構築は今後の大きな課題の一つではあるが、今年挑戦した学びとして、孫正義育英財団への応募(一次通過した書類に書いたことと全然違う話を二次で楽しく披露し、あっさり敗れる。私との打ち合わせ内容は一切無視^^;)、未踏ジュニアへの応募(個人的な趣味での応募、かつ画像ファイルを添付し忘れ、趣旨は違うわミスはあるわでもちろん即アウト(;_;)笑)、英検二級とアマチュア無線4級取得、慶應義塾大学×国のジュニアドクター育成塾、あと毎週通えた塾通いがある。英検とアマチュア無線の試験勉強は覚えればどうにかなる。しかしほかは、書類を書く度に毎回ギャーギャーと必ずバトルが繰り広げられた。「書けない、書きたくない、無理やりやらせるな!」VS「やりもせずにウダウダ癇癪を起こすな!書き方を学ぶためにやるんだ!選考に通過するよりあんたはそこをまず学ぶ必要がある。家でパソコンばっかりするな、やることやれよ!」。毎回私の胃酸が逆流するほどのバトルである。端から見たらクレイジーなほどの大声が響き渡る(最近では、そんなバトルに嫌気がさした弟が「喧嘩は英語でして、僕は聞きたくないから」と言っている)。ジュニアドクター育成塾に提出するレポートも、ギャンギャン泣きわめきながらもパソコンに向かったのだが、5分後にはあれ?俺スラスラ書けてない?と自覚した息子が画面を見ながら微笑んでいたというオチがついている。私のエネルギーを返してほしい、といつも思わずにはいられない。ちなみにこのコースは、毎回とても楽しんで前向きに取り組んでいる。

 

今年一年を振り返って、私は何度、制酸剤と消化酵素を飲んだことだろう。何本白髪が増えたことだろう。いくつ家電を壊したことだろう。常に挑戦が必要な子=親も挑戦しなければならない、これはどうも本当のようだ。私は春からフリースクールで働く縁に恵まれた。そこは、息子と同じような感覚で生きている子が多く集う場となっている。フリースクールの子どもたちからパワーをもらうとともに、どこか余力を感じさせる子たちが、少しでも未知の自分に気づけるチャンスを与えることができたらと思っている。これからも制酸剤を飲むことはあるだろう。家電は壊さないほうがいいということは分かった。そのかわり、息子が全身全霊で教えてくれる、鼻水と涙と叫び声がいっぱい詰まったスパイスを社会に還元していきたい。

 

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