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Erin Stallings

子育てを豊かにする教育のお話:振り返りはお祝いです。

結論:「褒めて育てる」ようなキャッチフレーズで子育てをしていても、子供たちは必要な心は育まれません。周りが褒めるのでなく、自分が自身を褒める。自信も自尊心も自己肯定感も、全部「自」のつくものは他人が与えることはできないものです。「自ら」です。

Reflection is Celebration

振り返りはお祝いです。

「振り返りしましょう」というのは、「お祝いしましょう」ということです。だって、大変な道を歩んできたわけですから。取り組んできたわけですから。

なので、振り返ることがなければ、取り組んでいることもないかもしれません。

そして、取り組んでいないのであれば、自分のことを知ることもないかもしれません。

でも、本当のお祝いの意味は「自分のことを知る」ということです。「自分のことを知る」ことはこの上ない最高な自分へのご褒美です。それは、「成長過程中」で見ることができる自分です。

日本の教育は「子供たちにとってどんな経験が良いか」を考えます。

でも、「子供たちの成長にどんな振り返りが必要か」はあまり考えません。なので、実際に良い経験をしている子供でも、自信や自尊心が育まれていない場合があります。

それは、良い経験の垂れ流し状態です。

もったいないです。

良い経験のために準備した時間、取り組んだエネルギーくらいに、振り返りの時間やエネルギーにも費やす必要があります。良い経験は良い振り返りによって成長に変わります。だって、成功体験も失敗体験も成長体験なんですから。

子供たちが必要なのは成功体験の連続ではなく、成長体験、成長過程中という過程です。

でも、教育現場では、そんな「振り返り」も大抵の場合は「感想文」で終わってしまいます。それは、子供たちに同じ経験をさせて、同じアウトプットです。

FPの生徒は色々な経験をしています。みんな、感じ方も違います。表現の仕方も違います。

でも、

「振り返り」の意味がよくわからない」

「振り返りの仕方がよくわかない」

「集大成のチャレンジ」をしてみましょう。

何をもってお祝いとするのかが各自それぞれです。

今年のチャレンジの集大成を考え、大きなチャレンジをすることもお祝いでしょう。これまでの取り組みなどを魅せることができます。

例えば、赤岳に登るのに取り組んできた生徒たちは赤岳に登る機会というのは、チャレンジでもあり、これまでの取り組みを魅せることができるお祝いでもあるわけです。

「お祝い作品を制作する」をしてみましょう。

また、何か形に残しながら振り返ることもお祝いです。

物語を書いてもいいでしょう。写真をプリントアウトして、コラージュを作ってもいいでしょう。その時、今まで使ったことのない素材で形にするのが良いでしょう。

「物事に取り組んできて、成長を感じる時に、最後、どんな気持ちになっていたいですか。」

チャレンジした後、「反省会」という言葉が聞こえてきたことがあります。確かにチャレンジ中に感じたことだってあるだろうし、改善点だって見えたはずです。でも、まずは、反省会じゃなく「祝賀会」でしょう。

内省的知能を育む時、内省=反省と意味を捉えている人もいます。「内省」は「自分を知ること」です。なので、内省的知能を育むことは、自分に精通していくことであり、自尊心や自信、自己肯定感を育んでいくのに必要な根幹となるものです。

FPでは、どんな経験が子供たちにとって成長をさせるかを考えて行動しますが、それと同じくらい「振り返り」も大切にしています。「よく頑張った!!」と自分で自分の肩を叩いて労ってあげる。そして、胸を張って誇りに思う自分。

これまでの軌跡を振り返ってみる。

それは、これまでの歩んできた道をしっかりと辿る。

「褒めて育てる」ようなキャッチフレーズで子育てをしていても、子供たちは必要な心は育まれないかもしれません。それは、周りが褒めるのでなく、自分が自身を褒める。自信も自尊心も自己肯定感も、全部「自」のつくものは他人が与えることはできないものです。「自ら」です。

Extraordinary(最高に素晴らしい!)であるということは、どれくらいエクストラなことをしてきたか。どれくらい「普通は..」を突破してきたか。エクストラの経験、エクストラの関わり合い、エクストラの冒険、エクストラの振り返り。

僕ら大人も必要なことばかりです。

冒険は続きます。

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