先日のアドベンチャー冒険プログラムの話です。
焚き火の前に長い間座って生徒たちと話をしました。
会話は「心地よい会話」だけではないということ。仲間たちの言葉に気持ちを揺さぶられ、また、その揺さぶられた気持ちをさらけ出すこと。
さらけ出さず隠してしまうのであれば、それは自分の大切にしている価値観とつながる機会、また、より磨いていく機会を失ってしまうことでしょう。
大切なんだと相手に伝えた時、その気持ちはとっても個人的なものです。大切にしてきているものです。相手に伝えながらも自分の耳でその気持ちを聞き、再認識します。「あーやっぱり僕にとって、これは大切なんだ」と。
そして、その大切なものはキャッチフレーズのような言葉として発しているのか、行動を通して自分のかけがえのない価値観として自分を作り上げているものなのか。これから、かけがえのないものとして、引き続き大切にしていきたいのか、それが再び試されます。
その自分の大切にしている価値観というのは、かけがえのないもので、それがなくなると自分でなくなってしまうようなものです。哲学や信念よりも芯のようなコアのようなものです。
「心地よい会話ではない」「決して楽しい会話」ではない、
でも、「かけがえのない会話」でした。
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