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Erin Stallings

ギフティッド教育:同じ馬の絵を描く子たち

同じ馬の絵を描く?

例えば、馬の絵を描かせたら、プロ並の腕前の生徒がいるとします。すると、その生徒の絵の才能は周りから賞賛されます。結果的に、その生徒は賞賛されたい為に、同じ馬の絵を描きます。すると、その生徒は馬の絵以外は描かなくなります。それは恐怖だからです。他の事をしてもし上手くできなかったら、どうしようかと考えてしまします。だから、自分が上手にできる事だけをしてしまうので、「快適ゾーン」が広がっていきません。そういった完璧主義者のギフティッドの子供達もいます。

「鏡でなく、窓を見せる」大人は一歩下がってついていく。

子供達は情熱を持っています。 大人は子供達が情熱を持って何かに取り組んでいる時、何をしたら良いのでしょうか。それは「鏡でなく、窓を見させる」事です。

その情熱を通して、どんどん世界を広げてあげる事です。

しかし、ここで大切なのは決して、その情熱を横取りしてはいけません。

あくまでも子供の情熱であって、みなさんの情熱ではありません」

例えばこういった事はないでしょうか。子供がギターが好きで、弾いています。

よく聞くと意外と上手だったりします。すると、大人は「この子には才能があるのではないか!」と喜びます。すると、大人が率先してギターのレッスンを探してきたりします。ギターの個人レッスンの先生なども手配したりしてしまいます。クラシックのコンサートなども見つけ、連れて行ったりします。すると、残念な事に、大人の方が燃えてしまって、子供の情熱は冷めていきます。

理由はいつのまにか子供の情熱が親が横取りしているからです。 情熱ある子供に対して、与えられるものは一つです。 それは電話帳です。(ちょっと時代錯誤ですが)

自分で電話をかけさせて、どこでレッスンが受けられるかとかを調べさせます。

本当に情熱があればその情熱を止める物は何もありません。ギターレッスンの教室に自ら交渉に行かせます。要するに子供達が情熱を追求して行く上であくまでも彼ら自らが道を開いていけるように協力できるサポーターになれば良いのです。

体に汗をかき、脳に汗をかき、心に汗をかいて快適ゾーンを広げる。 それは英語で”Expand your Comfort Zone”というフレーズです。

直訳すると、「快適なゾーンを広げる」 すなわち、「新しい物事にチャレンジして自分の得意分野を増やせ」という事です。 得意分野を広げる為には新しい事にチャレンジするしかありません。快適なゾーンを広げるためには3つのチャレンジを常にしなくてはなりません。

一つ目は身体的チャレンジです。これは、マラソンしたり、ヨガしたり、空手をしたり、水泳したり、日々、習得を目指して精進します。

二つ目は教育的チャレンジです。 簡単な事ばかりしていないか。得意な科目だけ勉強していないか。勉強ばかりでなく、良いコミュニティーメンバーになれるように自分をチャレンジしているかなどです。 三つ目は感情的チャレンジです。

どのチャレンジも大切ですが、思春期の子供達はクラスで浮きたくないです。友達と衝突したくないです。問題があれば関わりたくないです。その中で、はっきりとクラス内でモヤモヤしている自分の気持ちを共有できたり、友達の目を見てしっかり正直な意見が言えたり、問題に関わって解決していくようにチャレンジします。

それぞれの分野で体に汗をかき、脳に汗をかき、心にあせをかかないとなりません。「快適なゾーンを広げろ!」このフレーズはよく子供達を鼓舞する為に使います。

“Are you still painting the same horse?」「まだ同じ馬の絵を描いているの?」

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